時間と体調の管理に気を付けよう

看護師国家試験は、難易度としてはそれほど難しい試験ではありません。看護学校の授業自体が厳しく、単位取得のための基準も高いため学校の授業を真面目に受けていれば基本的なことは身についています。問題自体も基本的な事項を問う問題が多く、基礎固めをしっかりすれば焦る必要はありません。

むしろ、看護師国家試験で気を付けなければいけないのは、時間管理と体調管理です。看護師国家試験は午前と午後にわかれており、それぞれが160分で行われます。長丁場なうえ、問題数が多いため1問にかけられる時間は多くありません。問題を見て反射的に答えが浮かぶくらいのスピードが必要です。

時間管理で大切なことは、とにかく最後まで試験問題に目を通すということです。わからない問題はひとまずマークだけしておいて飛ばしていく潔さが大切です。時間切れで解けばわかった問題を落とすことは避けましょう。次に、一日320分ある試験です。体調管理を意識していないと、後半にエネルギー切れを起こしてしまいかねません。前日はしっかりと休養し睡眠をとることや、当日の朝食や昼食のメニューを考慮しておくことも大切です。

また、自分の受験する施設の様子も確認しておくと安心です。トイレの場所や、空調のことをリサーチしておくと急な体調不良にも対応がしやすいです。勉強自体ももちろん大切なことですが、時間管理と体調管理を万全にすることが看護師国家試験に合格するためのポイントになります。